お知らせ

人身事故対応訓練を実施しました。

お知らせ 2024-11-02
  訓練は、糸魚川駅からえちご押上ひすい海岸駅方面に向かう普通列車が、速度約50km/hで惰行運転中、列車進行左側より進入する人影(直前横断)を認めて非常停止手配をするも及ばず衝撃し、約100メートル行き過ぎて停車。
横断者は重傷を負ったとの想定で実施しました。
当日は糸魚川警察署から8名(車両3台) 糸魚川市消防本部から15名 (救急車2台を含む5台)の協力をいただき、本番さながらの緊張感ある訓練となりました。

  運転士は非常ブレーキにより停車後、直ちに防護無線、携帯用信号炎管を使用し列車防護を行った後、トキ鉄指令に事故の発生を知らせ、更に警察と消防に出動を要請しました。


 指令より現地責任者を拝命した運転士が、到着した警察・消防に事故の内容を説明し、現地へ誘導しました。

救急隊は倒れている負傷者に対して救命措置を施し、直ちに救急搬送しました。
  
 「急停車の際、乗車中のお客様も転倒し負傷した」との想定で救急搬送を要請し、乗車中の社員及び係員が、消防関係者とともに負傷者を救護しました。


  今回は、事故発生直後の初動、消防の救助隊による救助活動、警察による現場検証、運転センター社員や設備センター社員による、事故車両や線路の点検等を行い、運行再開までの一連の流れを検証しました。

弊社管内での人身事故発生件数は 2015年の開業時から5件発生しています。

  最後の講評で、糸魚川警察署の菅原次男刑事課長は「事故発生から運行再開までの時間が新潟県内の場合、首都圏に比べて時間がかかる。運行再開までの時間をいかに短縮するかが、課題」と語りました。また糸魚川市消防本部の伊藤修警防課長も「関係機関が連携したこの訓練は、我々にとっても非常に有意義。人命救助を最優先とし、いかに時間を短縮するか、関係機関が連携することが重要」と語りました。