お知らせ

運賃・料金改定実施について

お知らせ 2020-03-03
運賃・料金改定の実施について
 
 えちごトキめき鉄道では、2020年1月16日に北陸信越運輸局に対し運賃及び料金の変更認可を申請しておりましたが、改定運賃の適用方法について申請内容を一部修正の上、2020年3月2日に認可を受けました。
 これにより、2020年4月1日から運賃及び料金の改定を実施いたします。
ご利用の皆さまにはご負担をおかけすることとなりますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
1 改定の内容
  1. 改定理由
 えちごトキめき鉄道(株)は、北陸新幹線の開業に伴い、JRから分離される並行在来線の運営を担い営業運転を開始しました。開業から5年目を迎えた現在は、安定した運行により、毎日1万1千人あまりの沿線市民や観光客の皆様からご利用いただいています。
 一方で、北陸新幹線の開業後における特急列車の廃止や新潟方面との直通列車の減便等による影響、また安全運行に不可欠な鉄道施設の維持補修・設備更新が当初想定していた以上に多額に及んでいることなどから、当初の収支計画よりも損益が厳しい状況です。
 今後も、老朽施設の大規模更新が想定されることから、このままで推移した場合、赤字幅が更に拡大するなど、長期にわたる安定経営は困難となることが見込まれます。
 厳しい経営状況を踏まえ、できる限りの経費削減策及び増収策を実施していることころであり、また、開業当初から国や県、沿線自治体から、安定経営に対する補助金をいただいていますが、経営状況が好転するまでには至っていません。
 開業時の経営基本計画では、国、県、沿線市の安定経営支援を受けた上で運賃を当時のJRの1.3倍程度まで引き上げてはじめて経営が成り立つ見通しでしたが、トキ鉄では、運賃の急激な変化を緩和する措置として開業から5年間はJR運賃並みに据え置くこととしていました。これまで、全国の並行在来線他社の中でも最も低い運賃水準で運行サービスを提供してきましたが、厳しい経営状況に鑑み、経営改善を進めていくため、このたび経営基本計画の前提であり、並行在来線の概ね他社並みの水準でもある30%相当の値上げを行うこととし、運賃改定を行うものです。
   
 2.改定の概要 
  当社の旅客運輸収入全体で30%の改定を行います。

  ア 普通旅客運賃
    15kmまで「表定制運賃」を用い、16kmからの運賃は「対キロ区間制運賃」により算出、16kmから50kmまでは5kmごと、51kmからは10kmごとに運賃を設定し、以下の運賃改定を行います。
                    増加率*1 改定率*2
普通旅客運賃 平均33% 34.5%
      *1 増加率 改定運賃の上昇率
      *2 改定率 改定運賃による増収見込み率
  イ 定期旅客運賃
    通勤定期及び通学定期旅客運賃は「表定制運賃」を用い、以下の運賃改定を行います。なお、定
    期旅客運賃は通勤及び通学の合計では平均19%の増加率となります。
                            増加率 改定率 平均割引率
通勤定期旅客運賃 平均33% 33.0% 51.0%(現行50.8%)
通学定期旅客運賃 平均15% 15.0% 73.7%(現行69.5%)
  ウ その他
    特別企画乗車券(おトクなきっぷ)については、運賃改定認可を受け、今後北陸信越運輸局に届
    出を行う予定です。
  エ 現行・改定運賃・料金比較表  別紙のとおり
 
2 実施予定日 2020年4月1日
 

※詳細はこちらをご覧ください。

2020年4月1日からの各種運賃表等は下記をご覧ください。
普通運賃表
通勤定期乗車券
通学定期乗車券(大学、専門学生等)
通学定期乗車券(高校生)
通学定期乗車券(中学生)
特急料金ほか