直江津駅でテロ対策訓練を実施しました。

　 訓練は「直江津駅の1番線付近のベンチに座っている乗客の意識がなく、近くに不審な液体が置いてある」との想定で始まりました。

　 意識のない乗客を発見した乗務員（運転士）が、他の乗客に避難を呼びかけるとともに、指令所に連絡し、指令所が110番通報、警察や特殊部隊が駆け付けました。
　通報する指令所の様子。

　本社駐車場に避難したお客様役の社員

　乗務員の事情聴取も直ちに始まった！

　駆け付けた警察官

　新潟県警察本部のNBCテロ対策部隊も直ちに出動しました。　NBC部隊とは、（Nuclear/核兵器、Biological/生物兵器、Chemical/化学兵器）を使用したテロや、犯罪に対応する警察の警備部隊です。
　現地到着後、まずは意識不明の乗客（弊社社員）を救出しました。

次に不審物の液体を、器具を使って確認し除去しました。



 その後、現場が科学物質などで汚染されている可能性があるため、現場を除染しました。

  日本でも不特定多数の殺傷を目的に、車両内に有毒のサリンが持ち込まれ、多くの犠牲者を出した地下鉄サリン事件に端を発し、公共交通機関での不審者の事案、生物・化学物質などを使った事案が発生しております。
  上越警察署の内山警備課長は「今回は初めてだが、緊張感を持った訓練ができたと感じる。公共交通機関や大規模集客施設などがテロのターゲットになるケースが見受けられる。今後も官民一体となったテロ対策訓練を実施していきたい」と語りました。