イベント

列車火災事故対応訓練を日本海ひすいラインで実施しました。

イベント 2017-11-13
 えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインは、トンネルが続く路線です。
特に頸城トンネルは、全長11.3キロと全国でも有数の長いトンネルということで、有事の際に迅速かつ的確に対応しようと、訓練を実施しました。


 今回の訓練は、日本海ひすいライン直江津行きの列車が能生駅を発車した直後、頸城トンネル内で列車後部から火災が発生し,運行不能になったことを想定した内容です。

 筒石駅付近で列車が停止。不安がるお客様、大騒ぎするお客様も出るなか、運転士の冷静な判断で、乗車中のお客様を列車内から避難させました。

 2年前に実施した同様の訓練では、列車内のお客様を、はしごを使って避難させたことから、避難完了に10分以上かかりましたが、今回は直接車両から降りて避難することに変更することにより、避難開始から完了まで約3分という短時間で降車することができました。


 訓練は、糸魚川地域消防組合や糸魚川警察署の協力を得て実施しました。
 トンネル内から重傷者1名を担架に乗せ、駅前に止めた救急車に搬送する訓練を実施、また消防署員が無線を使って、重傷者のドクターヘリ搬送も考慮した訓練を実施していました。



 訓練終了後、警察幹部および消防幹部の方々から、「訓練が非常に迅速で、完成度が高かった」と講評をいただきました。