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上越市立和田小学校キャリア教育で直江津運転センター見学

イベント 2017-12-17
 上越市立和田小学校の6年生の23名と担任の田中教諭、後藤校長のあわせて25名が、上越妙高駅からご乗車いただき、直江津駅に到着。その後運転や切り離し作業、列車洗浄などを見学しました。
(運転席を真剣に見つめる児童の皆さん)

 その後えちごトキめきリゾート雪月花を見学しました。
 児童の皆さんは雪月花が、国内最大級の窓を持つ新造列車であること、地域の活性化を視野にいれている観光列車であること、最近では日本国内のみならず世界的にも知られてきていることなど、列車の特徴や運行の詳細について学んでいました。


 続いてSL時代の鉄道遺産である転車台を体験乗車し、扇形車庫について齋藤運転センター所長から説明を受け、えちごトキめき鉄道の沿線が、明治19年にほかの地域に先駆けて鉄道が敷設され、長い歴史を刻んでいることを学びました。


 最後に、将来の職業について考えてほしいと、実際に乗務している運転士と車掌への質疑応答の時間を設けました。
 この日は、大塚運転士、山倉運転士、大久保車掌、大嶋車掌の4名が質問に答えました。
児童の皆さんは、各々質問を考えてきており、「運転士、車掌になろうと思ったきっかけは?」「どんな時にやりがいを感じますか?」など質問が相次ぎ、4人は、およそ25分にわたって質問に答えました。
 その中で、参加した運転士や車掌たちが口々に、お客様の命を預かることの大切さや責任の重さを訴えたこともあり、児童たちは人命を預かる仕事の重さを肌で感じていました。


 キャリア教育実施後、児童のみなさん全員一人ひとりから、キャリア教育を受けた感想や心に響いたことなど。感想を書いた作文が届けられました。
作文の中には
〇普段見ることのできないことや、一般の人たちが立ち入らない場所に入って。いろいろな体験ができとても勉強になった。
〇雪月花が新潟県産の列車であり、非常に豪華な内装も、新潟県産の木材や金属加工をふんだんに使っていることなどを知ることができてとても感動した。
〇転車台が鉄道の歴史を今に伝えるものであり、今でも現役で動く日本でも数少ないものを体験できてよかった。
〇運転士さんや車掌さんが目標として「安全とサービスでお客様から信頼されることを目指そう」と高い志を持っていて素晴らしいなどの感想が寄せられていました。
 
 また田中教諭からも、「仕事は楽しいものではない」と話す所長の言葉に共感した、「子供たちの知識を深め、職業の厳しさを現役の皆様から聞くことができ、心の成長に役立つ貴重な体験をした」などと記された、心を打つお礼のお手紙を頂き、運転センター一同非常に感激しました。