上越市総合防災訓練の一環として津波避難訓練を実施しました。

  訓練は、８月２８日午前10：10分に上越地方に震度６強の地震が発生したことから、日本海ひすいライン谷浜駅を通過した列車がが、トキ鉄指令の緊急停止の指示を受け、名立～谷浜駅間天満踏切付近に停車しました。



  その後運転士が「津波警報」がだされたことを確認し、乗車中のお客様（内1名は足の不自由な方）を他のお客様のご協力を得ながら降車させ、最寄りの「上越市指定緊急避難場所」である長浜地区内の高台まで避難・誘導したものです。
  足の不自由なお客様を、他のお客様のご協力をいただきながら一番最初に車両から降車させました。


   数人がかりで搬送し、高台まで非難します。
   およそ９分で全員を降車させました。


 
  山崎運転士が指示し、お客様を近くにある長浜公園脇の高台に誘導しました。

　参加された高校生は、上越総合技術高校で普段土木防災科に所属している皆さん、訓練参加について「とても良い経験になった、今後の防災対策の企画などの際、この経験が大いに役立つ」と話していらっしゃいました。
　長浜地区の高台に無事全員避難！！


  　この後、弊社社員により、谷浜地域の避難所を確認して回りました。
　阿比多神社

悦翁寺

西栄寺

花水安全推進室室長のコメント
　日本海の場合、地震発生から津波の到達まで10分と非常に短いので、いち早い非難を心掛けてほしい。過去の震災津波の経験では、そのまま車両内にいて助かったケースもあり、現場を見ている乗務員の判断が大切になってきている。運転士は普段から、災害発生の際、発生場所からどこに避難誘導するか、普段から考えていくことが大切と話しました。