列車火災事故対応訓練を実施しました。

  訓練は、糸魚川警察署と糸魚川市消防本部の協力により実現しました。
  内容は、日本海ひすいライン能生駅通過後　頸城トンネル内を走る普通列車内で火災が発生し、頸城トンネルを抜けて名立駅まで走行できずに、筒石斜坑を利用し避難させるとの想定で実施しま した。
  乗客に扮する弊社社員が火事を発見！直ちに運転士に知らせました。

  運転士はお客様に「ハンカチなどで口を押えて頭を低くしてお待ちください」と避難準備を呼びかけました。


 運転士は直ちに指令に報告し、筒石斜坑付近に列車を緊急停車させ、お客様の協力を得て他のお客様をいち早く避難させました。


  お客様の中に煙を吸った重傷者がいることで、他のお客様(弊社社員)の協力を得て救出しました。

 駆け付けた救急隊員が速やかに斜坑内で重篤者をタンカーに乗せ搬送しました。


   筒石斜坑は筒石駅内にあり、一部は筒石駅の地下ホームとして利用されています。
地下４０メートルにあり、約３００段の階段で地上に出るようになっています。
  実際の車両を使用した本番さながらの緊張感を持った訓練は、警察と消防からも高い評価をいただきました。

   特に弊社の日本海ひすいラインはワンマン運転が多いため、有事の際の連携が必要不可欠です。弊社では様々な有事を想定して訓練に臨んでいます。
弊社の花水　誠 安全推進室室長は「公共交通機関なので、お客様に安全、安心をご提供させていただく中で、皆様からご利用いただくことが一番大切なこと」と強調していました。
   約１時間半にわたる訓練は大変有意義なものでした。
  糸魚川警察署・糸魚川市消防本部の皆様、ご協力ありがとうございました。