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直江津―関山間開業140周年記念イベント第3弾、記念号を運行!

イベント 2026-08-26
 直江津―関山間開業記念号は、明治期の鉄道と歴史を顕彰し、未来への一歩につながることを目的に運行しました。明治19年の開業当時の、高田駅 新井駅などで停車し、妙高高原を一往復しました。列車には、歴史の語り部が乗り込み、車内アナウンスを行ったほか、途中、当時の時速で運行する場面もあり、ファンを喜ばせました。
 ヘッドマークを付けた記念号は、竹内幸一直江津駅長の出発合図で 12時57分に直江津駅を出発しました。当日は鉄道ファンなど約70人がご乗車になりました。

 「東日本鉄道OB会直江津支部支部長の牛木幸一さんが、歴史の語り部として、アナウンスを担当し、停車駅や沿線の歴史を詳細に案内しました。

 高田駅では駅の開設に合わせて、駅裏にある寺町の寺が3寺、一般民家が36軒立ち退いて作られたこと、新井駅では昔SLの転車台があったこと、さらにこの地域の近代化に伴い、二本木駅、南高田駅などが請願により開設されたことを紹介しました。 
 ご乗車のお客様には乗車証明書が配られました。

 二本木駅の構内のスノーシェッド(国登録有形文化財)について牛木さんは、明治期のスノーシェッドが残っているのは大変珍しいと強調、大田切橋梁上を通過する際は、この場所が歴史に残る大変な難工事で、数十名が感染症で命を落とし、慰霊碑が今も残ることを解説しました。

 また運転士は、新井駅―二本木駅間の上越市藤沢と二本木駅―関山駅間の、大田切橋梁を通過するとき、時速30キロ前後の往年のSLの速度で運行し、ご乗車の皆様が感動され、車窓を映像で撮影する方や、購入した駅弁を食べながら、当時へ思いを馳せる方も見られました。




 上越市からお越しの牛山 道夫さんは、「まさに懐かしいの一言です。私たちが汽車と呼んでいたころの郷愁を感じます。素晴らしい企画です。」と感想を寄せてくださいました。また 
 新潟市からお越しの佐藤 悟さんは元鉄道マンで、電気関係の専門家として昔、上越地域で仕事をされていた方です。今回の列車旅では、牛木さんの解説に耳を傾けながら、「牛木さんも良く勉強されたな!」と感動しておられました。鉄道の施設などを見つけると、「昔ここで設備を直したとか、そんな思いも蘇ります。」と感慨深げでした。

  関山駅に到着するとご乗車の皆様は、停車時間中ホーム上で記念の写真を撮影したり、現関山駅から視認できる旧関山駅への引き込み線を眺めるなど、大勢がホームにおり立ちました。

   鉄路による資材の輸送により、この地域では豊富な水と急流を生かした水力発電所の建設が進みました。その結果、安い電力をめがけて化学工場の進出も相次ぎました。
この地域の近代化の礎ともなった鉄道開業から140年の軌跡を巡り、未来へとつなぐ、布石の臨時列車となりました。
 語り部の牛木さんも、「これで終わりにしない、来年もまた再来年もこの臨時列車を運行することが大切!」と話していました。